会議室を応接室に変更しました。

オフィス仕様のよくある量産のタイルカーペットに白いビニールクロス、鉄のドアで構成された無機質な会議室です。これを応接室に変える依頼です。建物のデザインで壁の一箇所が曲面になっています。「訪れる人に不快な錯覚を感じさせないようにしてほしい」との要望がありましたので、画像のような平面パネルにして四角い空間を確保しました。

鉄扉にはウォールナットのダイノックシートを貼り、壁は質感のある布クロスに貼り替え、床には上質なカーペットを敷き詰めて、ウォールナット材の幅木で引き締めました。あまり広くない空間に7人分のソファーが必要なので、狭さを感じさせないように、開放的かつ存在感のある白い本革張りのソファーを造りました。

ソファーはオリジナルの「 ブリーデン 」を奥行きやウレタンの硬さ大きさなどを応接用に変更したタイプになります。詳しくは次の機会で説明したいと思います。

特筆すべきは65インチの大型テレビをパネルの中に仕込んだことです。薄型テレビの出現と各メーカーによる収納金具の開発による恩恵です。両端のキャビネットにはDVD等も収納出来ます。

曲面に造りましたので奥行きは約200mmと400mmの変形です。

打合せ、デザイン、モックアップ、製作、納品取付までの時間が１ヶ月ちょっとしかありませんでしたが、とても満足のいく結果となりましたのでお客様にも大変喜んで頂けました。

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