仕事柄、デザイナーズマンションに訪問する機会が多くあります。空間の作り方から素材の選び方など独創的な物件が多く、住む人を喜ばせてくれます。
しかし、開発コンセプトからズレてしまうライフスタイルを持つ方にとっては少々住みにくい物件になってしまう事も少なくありません。
今回の依頼主もその内のひと家族です。吹き抜けを利用した螺旋階段。部屋の中心に位置し、抜けていることにより空間の広がりを感じることが出来るのですが、小さな子供にとっては危険この上ない造りになってしまいます。
子供の成長に合わせて簡単に取り外しが出来る安全な柵を造ることにしました。
低層で広いルーフバルコニーもこのマンションのもう一つの魅力です。
しかしここでも気になることがあります。プライバシーの問題です。隣接する住人の目線が気になりカーテンを開けることは出来ず、せっかくのバルコニーが生かされないのです。
ウッドデッキと合わせた柵 / ウッドフェンス を設置することにしました。これも既存の柵に合わせて金具を造り、取り外し可能なフェンスにしました。自動灌水システムも導入したので管理も簡単。
夜もこの通り!近隣を気にすることなくカーテン全開で夜空を楽しめます。
これ以外に椅子テーブルとソファーセットに特注壁面テレビキャビネットを納品させていただきましたので機会がありましたらご紹介させていただきます。
*クロワッサン 8月25日号(発売中)“美しき日本の手技”(P.41)にて、ソファレマロが紹介されました。